建築資材:窯業系サイディングのメリット・デメリット

外壁│窯業系サイディングで実現するおしゃれで耐火性の高い住まい

外壁材の中で最も多く使われているのが「窯業系サイディング」です。
セメント約80%と繊維質約20%を原料にしており、耐久性とデザイン性を兼ね備えています。現在、日本の住宅外壁の約8割に採用されているといわれるほど、主流の外壁材です。

 

ここでは、窯業系サイディングのメリット・デメリットを分かりやすくご紹介します。

窯業系サイディングとは?


まず「サイディング」とは、建物の外壁に貼り付ける板状の外壁材のことを指します。
工場で生産されたパネルを住宅の外壁に取り付けるため、品質が安定しており、工期を短縮できるのが大きな特徴です。

サイディングにはいくつか種類があります。

  • 窯業系サイディング:セメントと繊維質を主原料にしたもの

  • 金属系サイディング:アルミやガルバリウム鋼板を使ったもの

  • 木質系サイディング:天然木を活かしたもの

 

この中で最も広く使われているのが 窯業(ようぎょう)系サイディング です。
セメントを主成分とするため耐火性に優れ、デザインのバリエーションが豊富で、コストを抑えやすいという特徴があります。

窯業系サイディングのメリット


窯業系サイディングは、普及率の高さからも分かるように、多くのメリットがあります。代表的なポイントを見てみましょう。

  1. コストが安い
    比較的安価に施工できるため、外壁材の中ではコストパフォーマンスに優れています。

  2. デザインのバリエーションが豊富
    タイル調・木目調・石目調など種類が多く、理想のデザインを実現しやすいのが魅力です。

  3. 耐火性能に優れている
    セメントが主成分のため、不燃材として火に強い特性があります。防火対策を重視する方にも安心です。

  4. 工期が短い
    規格品を貼り付けて施工するため、工事期間が短く、住まいづくりをスムーズに進められます。

窯業系サイディングのデメリット


一方で、窯業系サイディングには注意すべき点もあります。施工後のメンテナンスを見据えて検討することが大切です。

  1. 防水機能がない
    外壁自体に防水性がないため、塗装やシーリング材による保護が必須となります。
  2. 蓄熱性が高い
    夏場は熱をため込みやすく、外壁の温度が高くなりやすい傾向があります。
  3. コーキングのメンテナンスが必要
    パネルの接続部分に使うシーリング(コーキング)は、数年ごとに打ち替えが必要です。これを怠ると、雨水の侵入や劣化の原因になります。

進化する窯業系サイディング


近年では、光触媒コーティングやフッ素塗装などを施した高耐久タイプも登場しています。これにより、従来よりも長寿命化が進み、メンテナンスの負担を減らすことが可能になってきました。

 

「デザイン性を重視したい」「コストを抑えつつも安心できる外壁にしたい」という方にとって、窯業系サイディングは今も人気の選択肢です。

窯業系サイディングが向いている住まいとは?


窯業系サイディングは、豊富なデザイン・安さ・防火性能といったメリットから、日本の住宅に広く使われています。ただし、防水性やシーリングの劣化といったデメリットがあるため、定期的なメンテナンスを考慮することが大切です。

「うちの家には窯業系サイディングが合っているのかな?」
「長持ちさせるにはどんなプランがいいの?」

 

そんな疑問があれば、ぜひ一度ご相談ください。

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外壁リフォームは一生のうちに何度もするものではありません。
だからこそ、失敗のない選び方が大切です。

 

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最終更新日:2025年9月10日

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窯業系サイディングは、セメント80%繊維質20%からの材質で出来ています。

 

窯業系サイディングのメリットは、コストが安くデザインのバリエーションが豊富にあり、耐火性能に優れていて、工期が短いというメリットがあります。

 

住宅の外壁材の約8割が窯業系サイディングが使われていると言われています。

 

窯業系サイディングのデメリットは防水機能が無い事と、蓄熱性が高くサイディングの接続部分のコーキングの打ち直しが必要な事です。

 

最近は光触媒やフッ素塗装などの塗装材により長持ちする物も多くなってきています。